【レビュー】カールじいさんの空飛ぶ家

原題:UP

公開当時、周りで話題になっていたのを思いだして思わず手に取ってしまった作品。

子供の頃の夢のままに楽しく暮らし、仕事をして結婚して、順風満帆な人生を送ってきたはずだった。
でも奥さんを亡くし、環境もなくした時にふと気づいたのが子供の頃に追いかけてきた夢。
順風満帆だと思っていた人生も、社会の中での話で、彼に取っては知らぬ間に夢を忘れてしまっていたも同然だったようです。

世の中という当たり前なような世界で生きていく上で、夢や願望はだんだんと社会適応化という名の下に消去されていくもの。
気付けば思い出すことも忘れてしまうんだと思う。

夢を追い続けることの是非はあると思うけど、それでも何らかの形で自分の願望を表現し続けるっていうことはすごく大切だと思う。
結果ではなく、それを追い求める過程の中に人生を充実させるためのスパイスが含まれている気がするから。

僕も限りある人生の中でやっぱり何かを成し遂げたい、目指すべきものを持ちたいと思いながら日々生活しているわけだから、昔考えていたこと、目指していたものっていうものは定期的に自分にRemindをかけなければいけないな、と思います。
そうじゃないとどんどん昔の思考は風化してしまうから。
そういう意味ではmixiとかTwitterとか、アナログなところで言えば手帳や日記など、個人的なアウトプットを気軽に出来るものを活用するのは非常に有効なんじゃないかと最近よく思います。

※ちょっと脱線しますが、Macmixiの過去の日記をバックアップすることに関心があります。なにかご存知の方、経験者の方がいらっしゃったら情報をください。
(といってもそもそも何人がこのblogを見てるんだという前提があるが。。。)

ちなみに、原題のUPというタイトルには、気球が上がるという意味の他に、カールじいさんが思い立って行動するストーリーも表しているらしいです。

気分を"UP"させたい方はぜひどーぞ。
ちなみにストーリーは陳腐ですw