【レビュー】拝金

拝金
関連ワード:堀江 貴文, 佐藤 秀峰
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世間で話題の「ホリエモン本」をようやく読んでみました。

内容は皆さんご存知の通り、仮想ライブドアに見立てた会社「ネクサスドア」を大きくし、最終的にはテレビ局の買収を企て、「大きな力」に阻止されて失敗するというストーリーです。



本人のコメントとも重複しますが、この小説を読んで感じたことはこんなところでした。

  1. 起業は難しいことじゃない。

    アイディアと正しい知識があれば、「そこそこの」会社は作れるみたいです。

    数千億円規模の大企業までいかなくても、何千万の年商を出す会社はきちんとやれば出来るということを伝えたいのかな、と。

    ⇒これは今読んでいる『起業のファイナンス』でも磯崎さんが似たようなことを言っていますね。

    個人的な解釈では、起業に必要なのは「事業」と「財務会計」の知識。

    別に起業しなくても社内ベンチャーもあるだろうし、独立で予算を持って動くプロジェクトもたくさんあると思います。

    そういう時に、これらの知識があるのとないのとではやはり大きな差が出るような気がします。

    うん、これは勉強しておこう。



  2. 日本版OC/gossip girlみたいな六本木

    まあ六本木の遊びはハデで、フィクションだと言っていてもこれはきっと限りなく事実ベースだと思います。

    都会暮らしが好きな僕にとっては、こういった生活が実在することを読んで知るだけでも十分「面白い」と感じることができました。

    いやー、すごい世界はありますね。





堀江さんはTwitterを見ていても、相当の合理主義者で、言いたいことを正論でズバズバ言ってくるイメージ。

日本の常識とか、今までの歴史とか関係なく、「今、必要なもの」「これから必要なもの」のためにあえて空気を読まずに発言している気がします。

ベンチャーの起業という観点で見ても、これからの日本にきっと起業家精神を持ったビジネスマンが必要だと感じているのかな。

そのメリット、デメリットを追体験というわかりやすい見せ方で提示することによってそのハードルを一段下げようとしているのかな。

まあ著者の執筆の意図なんてよくわからないけど、少なくとも僕にはそういうメッセージとして届きました。



日本人は現状維持バイアスが人一倍かかりやすい人種だと思うので、自分含め、もっと変化にチャレンジして行きたいと思います。

失敗したって死ぬわけじゃないんだし!


拝金
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